昔の弁護士の法服
古い写真を整理していたら、こんなものが見つかりました!
かつて日本の弁護士が着用していた、法服姿の祖父の写真です!
法服とは?
wikiですが、記事が見つかりました。
以上の記事から、法服(ここでは主に弁護士)についての規定を抜粋しますと、
- 法服とは、法曹関係者及び裁判所職員が法廷で着用する制服
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1890年(明治23年)2月10日に制定された裁判所構成法で、公開の法廷に於いて判事や検事等は制服を(同法114条第1項)、弁護士は職服を(同第2項)着用する旨が規定される
- 制服及び職服は上衣と帽から成る。
- 帽は黒地雲紋、上衣は黒の縫腋袍(ほうえきのほう)。
- 襟と胸に唐草模様と桐の刺繍が施され、刺繍の色で官職を、桐の数で裁判所の等級を区別した。
- 弁護士は、白の唐草模様の刺繍のみ。
- 戦後、裁判所構成法が廃止され裁判所法が制定されたとき、特に法服の規定はなかったため、従来の法服を着用する者、法服を着用しない者とが混在した。(裁判官のみ、裁判官の制服に関する規則」(最高裁判所規則)で新しく「制服」(法服)を定めた)
先日の記事でご紹介したWEBサービスを利用してカラー化もしてみましたが、元々黒い帽子と上衣なので、あんまり印象が変わりませんでした。また、もう祖父が亡くなってからは30年以上経ちますので、モザイクもかけなくていいかな……ということで、白黒写真をそのままアップロードです。
祖父は明治生まれですが、写真は戦後に撮られたものかと思います。戦後は法服の着用義務もないので、記念に撮ったのでしょうか? 祖父はきちんと弁護士資格も持っていたので、法服は偽物やコスプレではないはずです、多分!笑
しかしこのような写真が出てくるまで、日本に法服があったことさえ知りませんでした。
写真や資料のデジタル化は便利ですが、モノとして残っていると、思わぬところから新しい発見がありますね!