はじめました

はじめまして、マキナと申します。

このブログは、東京に住むアラフォー女があんまりお金をかけずに遊んだり、日々を楽しく暮らそうと尽力する記録です。センスは別にないし、特別おしゃれでもない。

ブログタイトルについて

『イキチシリ究理原』というタイトルは、祖母ゆかりの土地と、『エレキテル究理原』という書籍から。

イチキシリ(市来知)とは

かつて北海道にあった村の名前。

現在の北海道三笠市に位置し、町村の統廃合により地名からは名前を消したけれど、市来知神社など一部にその片鱗は残っているもよう。

市来知村の成り立ちなどは、このページが詳しい。

www.city.mikasa.hokkaido.jp

東京生まれ東京育ちの私がなんで北海道の地名をブログ名に使ったのかというと、父方の祖母がこの村出身だったらしいからだ。

30年以上前に亡くなった祖母はあまり故郷のことを話さない人だったらしく、長らく私や母の間では「北海道の小さい村出身で、アイヌらしいけど詳細はわからない」状態だったのだが、昨年父の遺品整理で出てきた古い戸籍を一生懸命解読したら判明した。

そんで去年北海道ふっこう割もあったので、飛行機と電車とバスを乗り継いで市来知神社まで参拝したのだった。

「なんかわかったら面白いな〜」くらいの軽い気持ちで神主さんに事情を話し戸籍を見てもったら、氏子さんに電話して聞いてくださったりと、その節は大変お世話になりました。

そのときの思い出と、アイヌっぽい響きと、自分のルーツであるということで、ブログ名に使わせていただきました。

 

『エレキテル究理原』とは

橋本鄭(宗吉とも)による書籍である。国会図書館のデジタルコレクションで偶然発見した。

dl.ndl.go.jp

橋本鄭は江戸末期の蘭学者なのだが、エレキテルの研究に没頭し、その解読やエレキテルを用いての実験、遊びを記している。

それがこの『エレキテル究理原』である。

エレキテル及びライデン瓶を用いて人をびっくりさせたり、風を楽しむ瓶をつくったり、鈴虫の音がなる瓶を作ったり、人をびっくりさせたり(大事なことなので二度言う)、カエルを気絶させたりする方法を提案し、とにかく「あぁ江戸時代って超暇で超平和でいいなぁ」と思わせる。

随所に挿入されるなんとも言えぬゆるい図も大変かわいらしい。

しかしカエルや雀を気絶させる方法など、「え、これ殺……」みたいな今やったら一時間で炎上みたいな内容も娯楽として描かれており、人類の倫理観向上も垣間見える。

この本がめっちゃ面白かったのと、「究理原」という響きがかっこよかったので、文字数と単語をこの本からいただきました。

 

というわけで、よろしくお願い致します。